午後7時半、あたりは既に薄暗くなってきました。
そこに、メルカートの店主ステファノが小さなプジョーで登場。
パートナーのイヴォンヌと一緒でした。同乗して、レストランに向かう途中、
「お気に入りの場所なんだ」と言われ、連れて行かれたのがここ。
ボローニャとの県境に近い深い山中。彼方にアペニン山脈が見えます。
川をせき止めて作られた人造湖だそうです。愛を語るには絶好の場所ですよね♪
その湖畔?に建つオステリア。
おそらく昼間なら、心が洗われるような風景を見ながらランチができそう。
フィレンツェからわずか30分くらいの場所に、こんなに手つかずの大自然が。
本当に、素晴らしい環境だと思います。
店内はいわゆる「ログハウス」風の作りで素朴な感じです。
でもこのあと、手作り感たっぷりの丁寧なお料理が繰り広げられました。
地元トスカーナワインで、まずはカンパイ
鶏レバーのクロスティーにはもちろんお約束。
さらにチンギアーレ(猪:このあたりに野生)のサラミなどワインのアテに。
アンティパストの種類が多いのが、イタリア流
プリモピアットは、名産黒トリュフスライス添えリゾットと
先日食べたラグーと同じ感じのラザーニャ。もう満腹です!
メインまで至らずスミマセン。
きっとこのあと、美味しいビステッカ・アッラ・フィオレンティーナがあったかも。残念!
でも、快く迎えてくれたお二人には、感謝の気持ちで一杯です。
こういう郊外の繁盛店は、地元の人でないとわかりません。
ステファノはここから車で10分のコテージに住み、毎日フィレンツェに通っています。
まさに自然の中に暮らし、都会で仕事をするという理想の形。
今夜のレストラン・オステリア「Girodibacco」と、幸せそうな二人・・・。
このあと、滞在中のフィレンツェのホテルまで猛スピードで送ってくれました。
そして・・・「大盛のジェラート食べに行こうかな」とつぶやいて帰りました。
うっ、食べたかったなぁ・・・でももう入りませぬ。
ありがとう。ステファノ!
Tanti grazie Stefano, anche tanti auguri a te!
(続く)