日曜の夕方、フィレンツェ空港から直行便でパリに飛びました
フィレンツェ市内→空港→フライト→空港→パリ市内と、
わずか2時間のフライト時間の前後にはそれぞれにいろいろ手続きと
移動の時間が必要なのは言うまでもありません。
というわけで、たとえ午後3時頃から移動を開始したとしても
到着地で荷物を下ろすまでに半日以上かかってしまいます。
だから、私はなるべく移動する日は休日をあてるようにします。
日曜日ののんびりした移動はなかなかいいもので、
すでに汗ばむ陽気になっていたフィレンツェから舞い降りたパリは
まだコートが必要なほど寒いのも旅の醍醐味。
日本を発つときには仕舞い込んだコートを再び広げることになりました。
吐く息が少々白くなるくらい冷たい空気。
宿はシャンゼリゼの喧騒から少しはずれたポルトマイヨー広場をチョイス。
早速フロントで、おすすめの気軽なレストランを紹介してもらいます。
といっても、日曜日のことなので開いている店が少ないです。
入ったお店は夜8時の段階ですでに満席。
少々待たされたのちに席に案内されました。
店の入り口近くには、パリでよく見かけるスタイルなのですが
魚介類が山のように並べられ、お客様のために準備されていました。
そう、ここは甲殻類が美味しいというお店。
フランス人はとっても甲殻類がお好きなようで、
お魚屋さんの店内がえらく魚臭いイタリアでは見かけない店ばかり。
うず高く氷が盛られたお皿の上に、カキやエビなどがたっぷり盛られ、
どのテーブルにもそれがばんばん配られています。
豪快な海老料理、でもお値段はそんなに高くありません。
カキなどは、綺麗な貝殻に収まったこぶりなもので一個1~2ユーロ。
カキは生ですが、エビは蒸して?ある感じで甘味があり、
たいそう美味しい。いくらでも食べてしまいそうです。
シャブリを一緒に頼んで、堪能。堪能。
イタリアは海老は焼いて(グリル)食べるのが多いのに、
パリではあまり焼いた海老は見かけないなぁ。
同じヨーロッパ、同じラテン民族なのにこのように食べ方が異なるのも
面白かったです。
こうして旅は終わりを告げました。
今回、また新たに取り組みたいと思った食品がいくつか。
そして私の全財産ともいえる、旅の記録が一つまた増えました。
大量の写真とともに・・・。
さて、次回の買い付け旅行は久しぶりにぜひ、秋に出かけてみたいな。
なんといっても収穫の秋。トリュフやオリーブオイルの収穫の時期。
この12年、ほとんど春夏しか旅行をしていません。
ということで、秋のイタリア旅行を希望しつつ。
(2012年春のイタリア買付け旅行 終わり)