イタリアのカカトの地・カラブリアはトロペアという地の名産「赤玉ねぎ」のジャム。楕円形の赤玉ねぎは、その独特の甘さゆえに珍重される名品です。確かに甘いジャムなのですが、どちらかといえばお料理に使われる「ソース」のような位置づけです。
玉ねぎをじっくり時間をかけて丁寧に炒めると甘みが増し、オニオンスープはじめいろいろな料理に使われるのは知られるところですが、このジャムに至ってはそれをさらに凌駕する味の域に・・・。
手間暇かけて作られた逸品だけに、その使い方が気になります。ベリッシモとしてはまずクリームチーズにそのまま添えてみました。
超絶!!
玉ねぎの甘みと、クリームチーズのマリアージュとでも申しましょうか。ピノの赤ワインが欲しくなるオツマミです。
さらに、肉料理にも添えてみました。写真は豚フィレのソテーに使った赤玉ねぎジャム。オリーブオイルで柔らかい豚フィレをソテーした後に、残ったオイルにこの赤玉ねぎジャムを投入。赤ワイン少々で伸ばし、塩胡椒で味を調えました。
悶絶!!
一流レストランは、こういう味をいとも簡単に出してきます。家庭ではなかなか出せない味。それがこの一瓶で、家庭でも作れる。そんな見本のような逸品です!