秋のトスカーナ、南イタリア旅行を終えてから早くも半年が経過。
春の買付旅行は北イタリアをメインにいろいろ計画しました。
個人的に5月下旬から6月上旬くらいが観光のベストシーズンと思いますが、
バカンス前に発掘した品物を早く手に入れたいという思いがあるのと、
GW明けにPARMAで開催される国際見本市CIBUS(チーブス・パルマ)に
取引先から呼ばれているのが、この時期に決めた二つの理由。
今回は、血液が赤ワインでできているベリッシモのデザイナーM女史、
食べるとすぐ寝てしまう(笑)ワインの生き字引・宮G師、さらに
トスカーナ生活7年の帰国子女で今回参加の最年少スタッフA子3名が同行。
ベリッシモの小型船団で未開の地を走り回るという壮大な?計画です。
大型連休明けで人の気配もまばらな成田空港でALITALIA機に搭乗。
都合で、行きはローマでトランジットし、ミラノ・リナーテ空港22時着。
タクシーで向かった「GRAN DUCA DI YORK MILANO」は、良いホテルです。
今を遡ること15年、会社員時代に研修で1週間ほど滞在したことがあり、
当時の印象がとても良かったので今回のミラノ滞在先に決めたのでした。
ホテルはドゥオモから徒歩数分の郵便局近くのわかりにくい場所にあり、
外観から想像できないくらい中はゆったりと落ちついたしつらえです。
ホールに続く朝食部屋やバールはこぢんまりとしていながら
親切なスタッフや歴史を感じさせる調度品に囲まれていて優雅にすごせますし。
お部屋もクラシカル・モダンというか居心地は抜群で静か。
ミラノのチェントロのさらにど真ん中にあるので、今回のように
周辺の土地に訪問したりするにはうってつけ。スカラ座も歩いて行けます。
到着二日目、パルマ日帰りです。
展示会最終日の今日、午後は撤収が始まるので急いで行きます。
パルマはミラノからユーロスター(特急)やインテルシティ(快速)で1時間。
あの生ハムやパルミジャーノ・チーズのお膝元といえる町で有名です。
中田選手が所属していたのもセリエAのパルマでしたよね。
広大な見本市会場は駅からのシャトルバスに乗って15分ほどの田んぼの中。
入場するといきなり生ハムや地ビール(今、はやりです)のド派手なブースに
思わずくらっと来ましたが、時間がないので試食もせず取引先ブースに直行。
中には数年ぶりにあう取引先もいて、それなりに新商品情報がたっぷりです。
試食を繰り返した後、ベリッシモの今後のラインナップに加わるでしょう。
面白いのは午後3時を回った頃から、明らかに会場内に一般人が増えたこと。
撤収後に廃棄処分されるサンプルの残りをブースでもらい始めました。
中には大きな袋に1週間分か?と思われるほど詰め込んでいる人もいて、
これはまるで日本のFOODEXと同じ光景だなぁ・・・と思った次第。
やはり見本市の最終日はどこでも狙い目なのね。
ミラノのナヴィリオに近い最近話題のレストランを予定していたので
我々4名は満員のシャトルバスで夕方パルマの駅に戻りました。
電車を待つ間、オープンテラスのカフェでつかの間の休憩。
照りつける陽射しを避けて飲むビールと生ハム、最高でした!