京都で開催されたイタリアフェアから帰ってまいりました。
今回も、会場には大勢のイタリアファンやグルメファンの方がお見えになって
熱心に品定めしておられました。
いつも思うことですが、試食の際は冷たいオリーブオイルをそのまま
小さな器に入れ、細かくカットした食パンをつけていただいて味見していただきます。
本来のオリーブオイルテイスティング方法はというと、
小さめのグラスに注いで手のひらであたため、すする・・・という方式ですが
一般の方にはそのようなテイスティングよりもパンにつけたほうがよりわかりやすいです。
そこで少々疑問に思ったことは、
「果たしてオリーブオイルは冷たい状態のままで食べるものなのか?」ということ。
実際、小生はそのような使い方よりもむしろ温かい料理に使うことが多く、
フレッシュな香りだけでなく料理を引き立てる味わいに魅力を感じます。
たとえば、今日の夜食は「ちょっと温かいカルパッチョ」↓
たまたまよさそうなヒラメが手に入ったので、作ってみました。
素材はヒラメ、ペペローニ(パプリカ)、オリーブオイル「PRIMO D.O.P.」、塩(フィオール・ディ・サーレ)、胡椒、そしてMalpighi「バルサミコゼリー」です。
【作り方】
・ヒラメは薄切りにし、お野菜とともにお皿にきれいに並べます
・EXVオリーブオイルをフライパンで弱火で温めます
・温まったオリーブオイルを、お皿の食材にジュッとかけます
・塩と胡椒、バルサミコゼリーを散らして完成。
ヒラメは熱いオリーブオイルをかけられて半生状態となりますが、
レアな感じでなかなかグー。まるで料理屋さんみたいな味です。
カルパッチョを平らげたあとに残ったオイルは、パンに浸して二度楽しめる。
このときに、オリーブオイルのおいしさを再発見できるのです。
このようなレシピの場合、重要なのは素材そのものの良さ。
抜群においしいEXVオリーブオイルだからこそ、
何度でも楽しめる一皿となるのです。
このように、温かい料理にEXVオリーブオイルを使うと、
冷たいときにはわからなかったオイルの本当のよさみたいなものが
見えてきたりすると感じます。
試食の際の冷たい味が全てではないのでは?と思いました。