「皆様。当機は間もなく、ミラノ・マルペンサ国際空港に
到着いたします。どなたさまもシートベルトをしっかりとお締めになり
背もたれを所定の位置にお戻しください・・・」
直行便で約12時間のいつものフライト時間。
ローマでもミラノでも、そう変わりありませんな。
いつもは食べて飲んだらスグお休みモードに入るんだけど、
今回はちょっと気になる映画を上映していたので
すっかり睡眠不足のまま到着を迎えてしまいました。
あとでこれがちょっとした災い(?)に。
今回も、二年前にローマで購入したTIM(イタリア版ド○モみたいな
会社です)のケータイをバッグに忍ばせてきました。
買い付け旅行のときしか使わない道具ではあるけれど、
コレがあるとないとでは、
旅行のスムーズさが段違い!!!
日本と同様、ケータイ普及率が高いイタリアでは
街中の公衆電話はたいてい壊れたままで使い物にならんし・・・
しかし、今回に限ってちょっと気になることが一点。
プリペイド方式のこのケータイ、残高が減るたびにあちこちの
TIMショップとか、タバッキで売られているチャージカードを使って
残高を
リチャージ(リカリカ)すればずうっと使えるんだけど、
前回のリチャージから1年以上経過すると
番号が失効して、使えなくなってしまうというウワサ。
はて???
前回旅行(2004年5月末~6月上旬)のとき、
いったいいつリカリカしただろうか・・・???思い出せません。。。
すでに1年を超えてしまっていたらどーしよー?
不安だったので、バゲッジクレームで荷物が出てくるのを待つ間、
「
4916」にかけてみました。(TIMへの問い合わせ番号です)
すると・・・
「○○○○■■■####△△△)))))))))???????」
イタリア語だとナニ言ってんだかよくわからんので
ケータイを英語モードに直してからかけなおしてみると・・・
「あなたのケータイ電話は1年以上リチャージされていません。
もしまたお使いになりたい場合には○月○日までに
リチャージをしてください。さもないと・・・」
などとのたまっているではありませんか!
ひえーーーーーっっっ!ヤバイ!!
これは早急にどこかでリチャージせねば!!!
と、いうわけでミラノ中央駅にリムジンバスが到着するや否や、
取るものもとりあえず、駅のTIMショップに駆け込みました。
閉店間近の
女性店員@いかにもやる気なさげモード・・・に、
私「ヴォッレイ・リカリカーレ・ペル・ミオ・チェルラーレ!」
女性店員「ヌーメロ(ケータイの番号は)?」
私「エッコ・・・(自分のケータイに番号を表示して、店員に提示)」
あとはリチャージする金額(今回は30ユーロ)を申し出ると、
会計ののち、奥のPCで手続きをしてくれました。
セーフ!!!
ちなみにリチャージ金額には5ユーロ分の手数料が含まれるので、
実際に使える通話料は30-5=25ユーロ。
通話料は安く、1分あたり0.1-0.2ユーロ(15-30円)程度です。
早速、使えるかどうかのテストを兼ねて
宿泊予定のホテルに電話してみました。ドキドキ・・・
確か駅から徒歩2分と書いてあったけど、地図がイマイチ
わかりづらかったのです。
「ミラノ中央駅の正面玄関を出ると大きな電光看板がついた
ビルが見えるはず。そこを←に曲がってスグですよ」
ええっっ?大きな電光看板?そんなのいっぱいあるじゃん。
ったく・・・・・と思いつつ、それらしき路地に入ると、
あるわあるわ。
大小さまざまな規模のホテルだらけではありませんか。
スグにホテルの看板を確認。
ホッとする瞬間ですよね~。
フロントにインターネットで予約してあることを告げると、
スグにPCでチェックOK。完璧です。
室内も、駅から徒歩2分(実際は3-5分)の安宿にしては
十分広く、ベッドもバスタブも大きい。キレイだし快適です。
宿は旅の印象を大きく左右するだけに、大事だよね。
ま、今回の宿は体験者の書き込みを見ても結構イイ評価が
多かったので、評判どおりだったというところでしょうか。
ただ、ミラノ中央駅の近くって、
食事するところがかなり少なめなんですね~。
あまりミラノには詳しくないしそれほど空腹ではないので、
とりあえずまたミラノ中央駅に戻って、24時間営業のスーパーで
少し買い物することにしました。
まるで朝食のようなメニューになっちまったけど、
サラミをツマミにワインも少々。
明日からの行動予定をもういちどおさらいします。
明朝はスーツケースをホテルに預け、
電車でピエモンテ~ジェノヴァに二泊三日の小旅行が待ってます。
ほんのり酔いが回れば、持参したパソコンをつなぐ気力もなく、
明日の準備をするのが精一杯です。おやすみなさい!
←ここをクリックしてね!