
小さなトスカーナの村を車で巡った最後の締めくくり、
ガイオーレ・イン・キャンティの小さな村
「ロッカ・ディ・カスティリヨーネ」です。
この村は、キャンティ地方の高台にひっそりとある村で、
村全てがワイン作りと
オリーブオイル作りに携わります。
その中心地にはワイナリーとレストランがあり、
ワインは既に日本にも輸入されているのですが、
オイルを紹介してくださった
オリーブオイル・ソムリエの
Mさんは日本各地で
オリーブオイル講座を開いており、
本当に美味しい
オリーブオイルを知り尽くしたプロ中のプロ。
このところ人気が出ている若手のイタリアンシェフからも
絶大な信頼がある人物です。
「凄くいいオイルだからベリッシモで輸入してみてはどうかしら?」
そんなご提案をいただき、今回初めてやってきたのです。
ベリッシモでは他に二つのオイル製造メーカーと
取引がありますが、シチリアとリグーリアが産地であり、
きりりと引き締まった濃いグリーン色をしたトスカーナの
喉を通る際の「辛さ」そして「若草のような香り」が特徴です。
肉料理や豆を使った料理がとても美味しいトスカーナ地方で
それらのお料理には、このタイプのオイルがぴったり合うのです。
フルーティさが身上で
トマトにぴったり合うシチリア産オイル。
大雑把に言えば、そういう分け方になるでしょうか。
当日、レストランでいただいたお肉料理と合わせると
改めてその素晴らしいマッチングを楽しむことができました。
そして、色はどのメーカーのものよりも深い緑色。
ベリッシモの
オリーブオイルラインナップがまた一つ、
充実しました!


最後に、食後の甘い
赤ワイン「ヴィンサント」を
美味しかった肉料理の締めくくりにぴったりの組み合わせ。
オトナなイタリアンは、こうでなくちゃね。
(続く)